ひぐらしカメラ 2

カナダのビクトリアに居住。写真、音楽、釣り、映画。

Peony

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Olympus OM-D E-M10 II + Voigtlander Nokton 25mm 0.95

 

ビクトリアではボチボチと薔薇が咲き出してます。これから夏いっぱい、市内のストリートや各地のガーデンで様々な種類の薔薇が目を楽しませてくれるはずです。特にブッチャード•ガーデンの薔薇園はその種類、規模ともに素晴らしいものがあります。薔薇はまだ始まったばかりですけど、ピオニー(牡丹)は今がピークです。先日、市内ガバメント•ハウスのガーデンを散策していたら、大きな花弁がこぼれ落ちそうになったピオニーが素晴らしく見事でした。花が大きすぎてその重さに耐えかねて、地面に頭を下げているものも多く見られます。どうして自分に支えられないほど、大きく咲いてしまうのでしょうか。不思議です。

 

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Olympus OM-D E-M10 II + Voigtlander Nokton 25mm 0.95

 

 

Today’s Music 113 | Brian Eno

 

 

 

 

 

 

Yellow Rose

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Olympus OM-D E-M10 II + Voigtlander Nokton 25mm 0.95

 

 

 

 

Today’s Music 112 | Wolfgang Muthspiel Quintet

このギタリストは全く知らなかたのですけど、いかにもECMらしい音創りで透明感に溢れなかなか良いですねぇ。初期のパット•メセニーに何となく似てますけど、まあ、ECMなんで。ピアノも当然キース•ジャレットしてます。これも、まあ、ECMなんで。

 

 

 

 

Mamiya M645 #3

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Mamiya M645 + Sekor C 80mm 2.8

 

Mamiya M645、前回、アップ出来なかった残りのショット2点。薄っすらと霞むビーチと空の階調、ビーチの小さな人物、手前左の崖のグリーンの描写など、中判フィルムの圧倒的なポテンシャルに驚かせられます。2枚目の手前砂場の低木と何やらインダストリアルな物質の質感も素晴らしいですし、そこから海と空へ向かうトランジションも自然で好感が持てます。緻密で膨大な情報量があるのは歴然なのですけど、その質がデジタルのそれとは根本的に異なることが分かります。デジタルの画質はそれがいかに高画質で微細であっても、どこかフラットな印象を受けるのですよね。それはフルサイズのカメラであっても同じで、レンズや画素数では越えられない何かがあるようです。それがうまく論理的に説明できれば良いのですけど、私にはそれが出来ません。誰か教えてくださいませ。

 

 

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Mamiya M645 + Sekor C 80mm 2.8

 

 

 

 

Wild Trout

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Sony RX100

 

週末、再びカウチン•リバーへ。ユーロ•ニンフ専用のロッドを新しく手に入れたので早速の試運転。カウチンは夏の季節になると川の透明度が高くなり、野生のトラウトは警戒心が強くなります。フライショップの話ではストリーマーよりも小さなニンフの方が釣れるよ、とのことでなぜかそれ用のロッドの衝動買い。

 

夏場は深場に避難するトラウトに対して、確かにタングステンビードヘッドを付けたニンフは細いティペットも手伝い一気に魚の居る層まで沈んでくれます。ラインをタイトに保ち指先の感覚に注意を払いながら、ふっと止まったラインに軽く合わせを入れるとブルブルと震えるような生体反応。普段よりも細いティペットを使って居るので慎重にやり取りしてネットに納めたレインボートラウトは14インチほど。清らかな水に磨かれたトラウトは眩しいほどの銀色で、黒いスポットとのコントラストが美しく際立ってます。

 

この川は放流魚は一切居らず、トラウトは自然のままの野生魚。そのため数は少ないのですけど釣り上げた際の喜びが大きいですね。この日は同じようなサイズをもう1匹追加して終了。帰途、森の中を歩いている時も、釣ったトラウトの手ごたえが手のひらに残っている感覚がありました。

ここ数年、フライフィッシングはサーモンがメインになっていたのですが、カウチンで小ぶりな綺麗なトラウトと遊ぶのもなかなか楽しいもの。釣りは魚のサイズがすべてではないのですね。

 

 

 

Today’s Music 110 | Paganini Caprice 24 The Commander In Chief & Craig Ogden

このビデオ、舞台設定とか凄く変でかなりシュール。だけど8弦エレキギターを操るおネイサンは只者ではない。

 

 

 

Mamiya M645 #2

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Mamiya M645 + Sekor C 80mm 2.8

 

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Mamiya M645 + Sekor C 80mm 2.8

 

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Mamiya M645 + Sekor C 80mm 2.8

 

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Mamiya M645 + Sekor C 80mm 2.8

 

 

サンフランシスコの息子からMamiya 645で撮ったビーチの写真が送られてきました。最近、カウチン•リバーへの釣りとそれ用のフライの製作に忙しく写真の方はお休み状態。なのでブログへアップ出来る写真がありません。勝手ながら彼の写真を再び代打で登場させます。代打ですけど、レギュラーの私の写真よりも遥かに質が高い気が。うーん、中判フィルムの底力を見せつけてくれます。引きのビーチの写真、ディテールが素晴らしい。ビーチが広いのでみなさんしっかりとソーシャル•ディスタンシングを保ってますね。

 

さて、彼は某IT企業で働いているのですけど、最近、大規模なリストラが敢行されて3500人が一気に首を切られたのだそうです。幸い彼は何とかサバイバルしたのですけど、同じチームの半分が首を切られチームは解散、新たに作られたチームへ編入させられたとか。今後、業種を問わず大手であろうと中小であろうと経営が傾けば一気に首切りという会社が増えてきそうですね。カナダのナショナルフラッグであるエア•カナダは1万3000人のレイオフを発表してますし、もう問答無用という感じ。コロナ騒動は先が見えてきた気分になっていたのですが、どうやら、そんなに甘く無いようです。 

 

 

 

Cawichan River

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Sony RX100

 

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Sony RX100

 

久しぶりのフライフィッシングカウチン•リバーへ。コロナ自粛のため今年初めてだったので、川の状況も良く分からずに出掛けたのですけど、やっぱり出かけて良かった。久しぶりにカウチンの森の中を歩いて、自粛生活でやや澱んでいた心身がリフレッシュされました。私がカウチン•リバーが好きな理由は釣り場へ向かう途中に森の中を気持ちよく歩けること。温帯雨林の森は倒木が苔やシダに覆われて、それが森の養分の層となって重なっています。冬場の雨を地中に溜め込み、夏の乾季でも森は湿度を保っているのですが、不思議なことに森の中を歩いていてもその湿度は全く感じられません。空気がドライで夏場に森を歩いても蚊に刺されたことは一度も無し。不思議です。森が水分を溜め込む作用と湿度が低い気候は別なのですね。さて、釣りの方は馴染みのポイントを3カ所ほど回って、5匹の綺麗なレインボーたちと遊んでもらいました。大型のブラウンとの遭遇はなかったのですけど、次回に期待しましょう。今年はこの時期にしては水量が豊富なので、7月ぐらいまではトラウトの釣りが出来るかも。

 

 

 

Today’s Fly Fishing 6 | Happy Days

何語を喋っているのか分からないので、どこの川なのかも不明。小さな川だけど良いサイズのトラウトが多いなぁ。ドライフライでサイト•フィッシングするのは本当に楽しそう。まさしくハッピー•デイズ!

 

 

 

Harbor Victoria

 

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Olympus OM-D E-M10 II + Voigtlander Nokton 25mm 0.95

 

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Olympus OM-D E-M10 II + Voigtlander Nokton 25mm 0.95

 

先日、市内のハーバー沿いの散歩道を久しぶりに歩きました。例年、この季節はツーリストで賑わうハーバーエリアは地元の人がポンポツと散歩している程度でガラガラの状態。快晴の昼間、特に最も有名なホテルであるジ•エンプレスの前に通行人がいない光景というのは現実離れしています。ジ•エンプレスの左手にはフェリーの発着場があるのですけど、ここもアメリカとの行き来がストップしたままでガランとしてます。そのまま散歩道を左に進むとロイヤル•リーフというこれまた有名なホテルの前を通るのですけど、エントランスに人影は無く、全ての部屋のカーテンは閉まってました。高級ホテルほど海外の客に依存してますから、国が海外からのツーリストを受け入れない限り苦しい状態は続きます。

 

そのまま歩き続けるとお馴染みのフィッシャーマンズ•ワーフへ。ここでオープンしていたお店はフィッシュ&チップスの有名店Barbsだけで、しかもピックアップだけでフィッシャーマンズ•ワーフ内のテーブルは使えません。それでも4、5組が店先で並んでいたので、さすがに老舗店だけにこんな状態でもしっかりと売り上げを確保している模様。私は市内のフィッシュ&チップスのお店を試して見たのですが、ここのが一番好きですね。先週もネットで予約して時間に合わせて受け取り、近くの公園で家人と食べたのですけど、あいかわず美味しかったですね。ここは揚げ方が上手くて、カラっとして軽いのです。その後、フィッシャーマンズ•ワーフを左手に折れてダラスロードを海岸沿いに歩いて帰ってきました。普段、ハーバーの散歩は人混みとセットになるのですけど、正直、今回はとても快適な散歩でしたね。

 

 

livethelifeyoul0ve.com

 

 

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Olympus OM-D E-M10 II + Voigtlander Nokton 25mm 0.95

 

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Olympus OM-D E-M10 II + Voigtlander Nokton 25mm 0.95

 

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Olympus OM-D E-M10 II + Voigtlander Nokton 25mm 0.95

 

さて。カナダ各地で経済の再オープンへ動き出しています。レストラン、美容室、クリニック、その他一般のお店も一部制限が付きますが、順次再開させていく模様。私が働くフレームショップはどうなんだろ?まだ連絡は貰ってませんが、オープンしても仕事量がすぐに戻る業種とは思えないので、ちょっと様子を見るのかも。絵の額縁を制作依頼することは、暮らしの基本が戻り少し余裕が生まれてからの事という気がします。休業補償は4ヶ月のうちすでに3ヶ月を受け取り、あと1ヶ月分残ってますので、オーナーとしては売り上げが戻らない状態で以前と同じ給料を支払うのは苦しいので時間稼ぎをしたいところかも。こちらも働き出したら当然休業補償は受け取れません。これは年度末の納税証書が国のサイトにリンクされるので、誤魔化しが出来ないからです。結果的に後から税金という形で返還させられるでしょう。私としては働き始めても良いし、もう少し遊んでいてもどちらでも良いという感じで、これはとても恵まれていると思います。働きに戻る場所も無い人も多くいますからね。

 

そう言えばアメリカでは休業補償があまりに良すぎるので、職場がオープンしても戻らない人が多くいるそうです。例えばレストランで働く若い独身の人だったら、国から週に600ドルで月2400ドル支払われて、それに州の補償が上乗せされます。彼らは基本給が安くチップに依存する給与体系なので、お店がオープンしてもテーブルは距離を置いて間引かれてますし、以前よりもかなり落ちるはず。それだったら職場に戻らず休業補償を貰い続けた方が良いというわけです。日本とは真逆の問題が発生してますよね。このコロナ騒ぎで人々は人が密集する空間に恐怖感を抱くようになったので、レストランの席が満席に埋まる状況はまだかなり先になるのではないかな。カナダの場合、今回の臨時休業補償の額はうまくバランスが取れてるように思いますね。