ひぐらしカメラ 2

カナダのビクトリアに居住。写真、音楽、釣り、映画。

Collage #3

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Sony RX100

 

時間を忘れてPhotoshopを弄る今日この頃。なんか、時間を忘れて作業に没頭してまして、この感覚って久しぶり。今暫く、草木のイメージを探り、その後、シンプルな花などでもトライしてみる予定。ところでネガの素材をイメージの中に使う手法は、アンディ•ウォホールが超有名ですよね。それと現代日本画の若手の人の中でも、発光するようなネガ的な色彩で描く人もおります。ネガとポジの対比で画面を構成するのはなかなか面白いです。

 

さてPhotoshop。昔、仕事で使っていた時とは、機能やショートカットなども変わり戸惑うことも多いのですけど、まあ、触ってるうちに、何となく理解してきた模様。Photoshopはレイヤー機能の仕組みが理解できれば、あとは感覚で行けます。その中でも、重ねるレイヤーのイメージをどうのように透過させるかが鍵ですね。透過のフィルターだけで20種類ほどあるのですけど、私の場合は、重ねるイメージごとに大体全てシュミレーションでトライしてみます。ものによっては劇的に効く場合があるんで。

 

私が今やってる作業は、通常の写真の補正作業からは完全に逸脱してまして、切った張ったの外科作業的なもの。カメラのボケがどうとか、もう関係ありません。元の写真はシルエットで潰してますし、イメージのパーツでしかありませんし。かと言って、素材は何でも良いかと言うと、そうでも無いんですよね。その辺の野草を適当に撮ってる感じではあるんですけど、一応、自分のアンテナに感じるフォルムとかあるようです。写真の撮り方がそもそもパーツの切り出しという観点から撮ってますので、フレーミングや光に関しては本当にテキトー。背景がうまく抜ける明度差だけ気を付けてますが、まあ、Photoshopの中で抜く方法は沢山ありますし。そんなわけで、暫く、写真の本道から離れてこんな横道をウロウロすると思います。

 

 

 

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Sony RX100

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Collage #2

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Olympus OM-D E-M10 II + Voigtlander Nokton 25mm 0.95

 

一枚の素材を増幅させてリズムを感じさせるコンポジションとカラー•ハーモニーを構築していきます。何でも有り、よりも限られた手札で模索する方が結果は良かったりするものです。ギターの練習でペンタトニックだけで、どこまで歌えるフレーズが作れるか、みたいな感じでしょうか。

 

 

 

NOVAはボーカルの女性の名前だと思っていたのですけど、バンドの名前みたいですね。多分、ブラジルのバンドで、バックの男3人が控えめでいながら渋い演奏で、女性ボーカルを引き立ててます。このアルバムはジョビンを中心にボサノバの名曲が取り揃えられており、一曲とも無駄が無いボサノバファンには堪らない選曲。モノトーンのジャケットデザインが良いですね。

 

 

 

 

Collage #1

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Sony RX100

 

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Sony RX100

 

ここ暫く、自分の撮った素材をネガティブに変換しそれを元のイメージとオーバーラップさせることで、画面の中でリズムやコントラストが出てきたら面白いかも、とPhotoshopの中で遊んでました。元々、自分の撮る写真は遠近感の少ないフラットなものが多いので、案外に複数の素材の組みわせには向いてるという気がします。シンプルな樹木や草木のミニマルなフォルムにフォーカスして、日本画や着物の柄などを連想させるようなものにしたいという漠然としたイメージは頭の中にありました。白と黒のバランスを考慮し、フォルムのオーバーラップで増幅するイメージの広がりを探す作業は、オーソドックスな写真のスタイルとは異なりますが、なかなか楽しいものです。これからシリーズとして制作出来ればと思ってます。

 

 

 

Night & Day

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Sony A7 II + SMC Takumar 135mm 3.5

 

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Sony A7 II + SMC Takumar 135mm 3.5

 

 

久し振りの更新。ふと気がつけば2月の半ばになっておりました。先日、温暖なビクトリアでは珍しく気温が下がり、雨が雪に変わり、結果的に30センチ以上の降雪となったようです。普段、雪が降らない市内では、子供達が雪だるまをせっせと作っておりましたし、ビーコンヒルの南側の長い斜面では、ソリ遊びをするファミリーで賑わっておりました。今ではその雪もほぼ姿を消して、多分これから気温が少しずつ上がり、2週間ほどで桜が咲き出すのではないでしょうか。

 

ここ暫く写真の方はほとんど撮っていなくて、ちょっとスランプ状態でした。同じような場所、アングルに飽きてしまったこともあるのですけど、まあ、そういう時は無理に撮ろうとしないようにしております。過去にもそんなサイクルを繰り返してきてまして、また何かのきっかけでまた撮り出すでしょう。今はちょっと室内の撮影でアイデアがあるので、それを今膨らませている段階ですので撮れたらボチボチとアップしていく予定。定点観測している海峡の貨物船は撮っているので、今回は2点ほど久々にアップします。

 

さて、ピアニストのチック•コリアが先週ですか、亡くなりましたね。いつも若くて活動的で60歳代くらいのイメージだったのですけど、78歳だったとか。私が最初にチック•コリアを知ったのは彼のグループ Return To Foreverのデビューアルバムで多分70年初頭のあたりかな。「Spain」というとてもキャッチーな曲が世界的にヒットしました。その後、彼はオーソドックスなスタンダードジャズをやったり、幅広い活動をして来たわけですけど、私の中では「Spain」のイメージがやはり大きいですね。この曲は沢山のミュージシャンにカバーされてまして、今でもよく耳にする楽曲です。R.I.P Chick Corea.

 

 

 

 

Winter Storm

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Sony A7 II + SMC Takumar 135mm 3.5

 

 

 

サーモンフィッシングのシーズンが終わり、バンクーバー島は本格的な雨季に突入して荒れ模様の天気が続いてます。私自身は、釣りのモードから写真の方に気分がうまく切り替わらず、ほとんど写真を撮らない状態でした。天気が荒れ模様でカメラを持ちだせない日々が続くと、写真を撮ろうという気分が萎んでしまうのですよね。天気が回復すれば、またコンスタントに写真を撮るようになると思います。今回の一枚は、海が荒れた日に一瞬だけ厚い雲の合間から太陽の光が差し込んだ時のもの。暗い嵐の海に希望が見えた瞬間でしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

Yosemite #2

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Contax T2

 

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Contax T2

 

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Contax T2

 

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Contax T2

 

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Contax T2

 

 

ヨセミテの続編が送られてきました。フィルムらしいなかなか雰囲気のあるトーンだと思います。多少、ノイズが乗ってるものもあったのですけど、なんだろ、フィルム感度が高かったのでしょうか。Lightroomで現像されたTIFFファイルを開いて、ほとんど色味はいじってないとのこと。Contax T2のレンズの描写が良いですよね。これはデジタルでは絶対に出せないトーン。解像感とは違うところにある色味の「品格」みたいなものを感じます。

 

 

 

 

 

Yosemite

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Contax X2

 

久しぶりにサンフランシスコの息子から写真が送られてきました。ヨセミテに2泊3日のハイキングに出掛けたそうで、その時の一枚。なかなか迫力ある写真ですね。Contax X2というコンパクトなフィルムカメラを持っていったそうで、まあ、まさか、例のマミヤを担いで行けるわけもありませんしね。Contax X2というカメラはフィルムファンには良く知られた名機らしく、確かに素晴らしい雰囲気を写し取ってくれてます。他のショットも送ってくれる予定になってますけど、楽しみです。