ひぐらしカメラ 2

カナダのビクトリアに居住。写真、音楽、釣り、映画。

Pictorial photography

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Lumix GF1 + Kern Switar AR 25m f1.5

 

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Lumix GF1 + Kern Switar AR 25m f1.5

 

かれこれ8、9年くらいになりますか。マイクロフォーサーズのボディに古いCマウントのレンズを付けて撮る、という遊びが一部の人に拡まっていました。私もそのうちの一人で、写真素材にPhotoshopでノイズやテクスチャーを加えたりして、レトロな絵画的な写真をせっせと制作していました。今でもその路線を飽きずにやってまして、それは何となく自分の写真のスタイルのようなものになってます。自分の場合、元々、絵も描くということもあって、絵画的な視点から写真を眺めていた傾向が強かったのです。

 

解像度や画質を追求するような写真ではないですし、むしろ意識的に画質を落とす方向で処理することが多いので、マイクロフォーサーズのセンサーサイズでも十分お釣りがくるくらいです。プリントの際はもちろんサイズに合わせて解像度をPhotoshopで上げますけど、それはある程度のシャープネスをキープするためです。シャープネスと言っても、荒れた粒子の粒が拡大された時にきちんと立つという意味合いですね。Photoshopではかなり手を加えますから、元の素材はRAWファイルで撮り、Lightroomで現像、Photoshopに回して仕上げるというプロセス。

 

実はGF1は今でも現役で使ってまして、Switar25mとの組み合わせは非常にコンパクトなのでとても気に入ってます。このレンズは曇りや霧の日に雰囲気のある絵を出してくれるので、晴れの日はほとんど使いません。曇りの日は液晶が見え難いということもないので、ライブヴューが無くても案外に不便は感じません。実は全く同じボディをもう一台持ってます。こちらにはNokton 25m f0.95を付けっ放し。こちらは主に室内の撮影で使ってますから、同じくライブヴューの必要性は感じません。ただオリンパスのOM-Dはお手頃ですし、評判も良いので導入を考えています。

 

 

  

Today’s Music 1

 

最近、この人のアルバムはかなりのヘビーローテーション。メキシコのビーチで飽きもせず、何度も何度も聴いてました。Tom Mischは基本的に全部自分でサウンドクリエートする人で、曲を作り歌も歌いギターも弾きます。ギターはジャズを勉強していたようですが、シンプルでとても味のあるフレーズを弾きますね。音のジャンル的には、オルタネーティブなんでしょうけど、ジャズ、ソウル、R&Bエレクトロニカ等のエッセンスが散りばめられてます。このHomeという曲は、スリーコードの繰り返しでサビもないのですけど、エモーショナルなアレンジでうまく曲を盛り上げて行きます。最小限の音数で弾くギターのテーマのリフが、妙に心に響いてきます。アルバムはこの曲が入ってる「Beat Tape 2」はとても完成度が高くお薦めです。