ひぐらしカメラ 2

カナダのビクトリアに居住。写真、音楽、釣り、映画。

Color Manegement

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Lumix GF1 + Kern Switar AR 25m f1.5

 

A社のブルーはやはり最高だ、他社では出せない、B社の色のりが欲しくてこのカメラに変えた、みたいなコメントを写真情報サイトなどでチラホラ見ます。私はこれらのコメントを見つけるにつけて、フツフツと疑問が沸き起こってきます。この人たちは、ご自分で色調管理をしないのだろうかと。確かにカラーフィルムの時代は写真を撮ったら、色調のことも含めて全てラボ任せになるわけで、カメラ(というかレンズですね)やフィルムの特性はそのまま写真に反映されるのでしょうね、たぶん。

 

ただデジタルとなった今、この現像作業は100%私たちの手に委ねられました。カメラ会社のスタンスは「一応、デフォルトの色味は、フィルム時代の特徴であった我が社の色味に調整してますけど、LAW現像の際はご自由になさってくださいませ」だと思うのですよね。先の人たちはデフォルトの色味をそのまま最終仕上がりにしてしまうのでしょうか。よく言われるJPEG撮って出しというやつ?

 

写真は色々な楽しみ方があるので、別にそれはそれでいいのです。私が口を挟む余地はありません。が、敢えて言わせて貰えば、例えば「色のり」という言葉は、ざっくり言ってしまえば「コントラスト」か「彩度」に置き換えられると思います。好きな「色のり」があるのなら、カーブやカラーバンスなどの補正機能のスライダーを動かせば簡単に手に入ります。好きなブルーがあるのなら、そのブルーがシアン系なのか、マゼンタ系なのか、調べて見ればすぐに再現できます。ぶっちゃけ、どのメーカーのカメラだろうが色調補正に限って言えば、あまり変わらないのでは?と思うわけです。どうしてカメラを買い換えないといけないのでしょう。不思議でしょうがないです。

 

 

Today’s Music 13 | Punch Brothers

パンチ•ブラザーズは前回、ジュリアン•レイジのところでちょっと触れました。バンドはクリス•シーレというマンドリン弾きが率いており、バンドの楽器構成は所謂ブルーグラス、カントリーのジャンル。彼らのベースには、もちろん、それらの音楽があるわけですけど、彼らの先鋭的な音楽はその枠を超えています。ジュリアン•レイジとは指向性がとても似てるので、自然に彼らの交流が生まれたのでしょう。

 

彼らの音楽を支えているのは、圧倒的な演奏技術です。クリス•シーレが個人でヨーヨー•マなんかとバッハを演奏するバンドを組んでますし、その影響がパンチ•ブラザーズにも波及したのでしょうか。ここでは「ブランデンブルグ協奏曲」をブルーグラス編成で演奏してるのですが、正直、ぶっ飛びました。オイら、普段、ブルーグラスやってっけど、たまにバッハなんかも余興でやるんすよ、みたいな感じでサクっと演奏してます。おそるべし、パンチ•ブラザーズ。

 

 

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