ひぐらしカメラ 2

カナダのビクトリアに居住。写真、音楽、釣り、映画。

Photoshop&Lightroom

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Olympus OM-D E-M10 II + Voigtlander Nokton 25mm 0.95

 

PhotoshopLightroomなどのアドビ製品を使ってる人は、結構いると思うのですけど、みなさん、サブスクリプションに移行なさったんですかね。私はPhotoshopを長い間アップデートせず使ってましたが、マシンが逝ったため、それに合わせて最新版を導入しました。その時点でソフトのパッケージ販売の選択は無くて、サブスクリプションのみ。フォトグラファーズ•パッケージというやつで、PhotoshopLightroomのコンボで、日本円だと1000円ほどですか。正直、え、安いな?と思ったんですよね。

 

年に1万2千円、5年で6万円。そもそもPhotoshopのパッケージ価格って、7、8万円はしたような気がします。それで3回ほどアップデートするとそれ以上のアップデートは拒否されたりしてました。なのでパッケージで買っても使えるのは5、6年くらいですか。それだったら、ほぼ同じか、少し安いくらいです。私の場合、ここ数年、写真現像はPhotoshopのCamera Lawを使ってるので、実質Lightroomは使ってなくて、未だにソフトのダウンロードもしてません。

 

それでふと思ったのですけど、自分とは逆で、Photoshopは使わないけどLightroomは必要という人には、この値段は高い気がするのですよね。だってLightroomって、ちょっと前までフリーソフトだったんですよ。アドビとしては、高価なPhotoshopをオマケで付けちゃうぞ!太っ腹でしょ、ってことなんだと思いますが、やっぱり要らない人は要らないわけでして。Lightroomだけでも機能てんこ盛りで通常の現像、補正ではもう十分ですしね。同じように考えた人が多かったようで、残っていたLightroomのパッケージ版はあっと言う間に売り切れてしまったらしいです。

 

今後私が一番心配なのは、アドビが値段を消費税みたいにジワジワと上げて行くことですね。一旦、サブスクリプション契約するとアリ地獄にはまったようなもので、こちらは相手の言うなりになるしかありません。第一、Photoshopに対抗できる決定的なソフトが無くアドビはこの業界、ほぼ独占状態で乗り換えも出来ないわけでして。うーん、アドビのサブスクリプション•ビジネスって、こういうことだったんですね。恐ろしい。あ、アドビの株でも買っておきましょうか。この会社、もう鉄板でしょ。

 

 

Today’s Music 17 | Steely Dan

Rick Beatoは作曲家であり音楽教師。ロックとジャズ分野でギター•チュートリアルや曲の解説などのビデオを多数Youtubeにアップしてます。彼の「この曲のどこが凄いのか?」シリーズはファンも多く、私も結構好きでよくチェックしてます。歴史に残るロックやジャズの名曲をコード進行、アドリブ、ベースラインからドラミングに至るまで、わかりやすくてアナライズ、解説してくれます。

 

この回はスティーリー•ダン。The Royal Scamの1曲めなんですが、このアルバムは大学生の頃の愛聴版。スティーリー•ダンの解説というよりも、ほとんどラリー•カールトンのギターソロの解説ですね。「ロック界で最もメロディアスなソロを弾く男」とRickは言ってますけど、まあ、そうですよね、同意します。彼の説明を聞いてると、カールトンのソロは複雑なコード進行に沿っており、ジャズ的なアプローチをしてるように思われます。ロックの人はペンタトニック一発でソロを取ったりする人が多いのですけど、彼は音楽理論を完全に理解し、それをギターソロに展開することが出来ました。大体、スティーリー•ダンのほとんどの曲が、ロックというよりジャズのコード進行なんですよね。テンションコードもやたら多いですし。

 

私もラリー•カールトンは好きなギタリストで、特に初期のスティーリー•ダンやクルセイダースの仕事をしていた頃がお気に入りです。その後、ソロアルバムやジャズっぽいアルバムを多く出しましたけど、ジャズの分野では残念ながらちょっと色褪せて見えました。耳ざわりのいいイージーリスニング的なアルバムが多いのです。ジャズの分野では、革新的な凄いギタリストが何人か出てきてましたし、同じ土俵で勝負するのはなかなか大変。最近、ロベン•フォードと一緒にブルースのアルバムを出したりしてまして、これはとてもいいですよ。近いうちにビデオを引っ張ってきます。

 

 

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