Helios 44-2 58mm #2
ヘリオスの58mm 2.0をちょっと引きで使ってみました。前回は独特な玉ボケのテストということで、開放でやや寄り気味での撮影でしたが、今回は遠景。一枚目は絞り2.8でフォーカスは画面中央付近、2枚目は絞り4で手前にフォーカスしています。天候は曇りで、絞ってますから、もちろん玉ボケは出ません。
フォーカスが来てるところはしっかりと解像してます。ピンが来てるところからゆっくりボケるグラデーションが自然で好感が持てますね。キレの鋭いモダンレンズとレトロレンズの中間という雰囲気。うまく言えないのですけど、ある種の味があるのは確か。モノクロで現像した時にどんな感じになるのか、ちょっと気になります。
晴れた日の派手な玉ボケと曇りの日の渋い味わい。2つの顔を持つヘリオスの58mm 2.0は、用途に合わせて使い分けるとなかなか面白いと思います。撮影の対象が当然変わってくるので、色調もそれに合わせて変えるべきでしょう。
Today’s Music 25 | FKJ
以前紹介したフランスのミュージシャンFKJ。演奏場所はパリのモダン•ミュージアムとありますが、背景の絵が凄いですね。デュフェとありますが、あのサイズに描いたのか、プリントを拡大したのか.. 色彩に圧倒されます。
それにしても、この人、音の重ね方が本当に上手いです。各種楽器を操りますけど、しっかりと楽器の特性を理解し、それぞれでアドリブが出来るのでジャズ的な素養があるのでしょうね。会場の皆さん、ヘッドフォーンをしてますけど、スピーカーが使えなかったのでしょうか。
