ひぐらしカメラ 2

カナダのビクトリアに居住。写真、音楽、釣り、映画。

Snow Storm

f:id:matsu2012:20200115210004j:plain

Sony RX100

 

ストームの後に気温が一気に氷点下に下がり、珍しく雪になりました。ビクトリアでは年に1、2回降るか降らないかの雪ですけど、普段は気温が上がるのですぐに溶けてしまいます。ただ気温が下がったまま雪がまだ降っているので、もしかしてある程度積もるかも知れません。雪景色のビクトリアは珍しいので子供達は早速大喜びで雪だるまを作ると思います。

 

まあ、それでも以前住んでいたモントリオールに比べれば、どうって事ない雪なのですけどね。モントリオールは氷点下20度とか、普通にありましたからね。路肩には除雪された雪が1メートルを超えるバンクを作ってました。その冬にウンザリしてカナダで一番温暖だと言われるビクトリアに移り住んだわけですけど。氷点下の気温が続くことは無いと思いますが、なんせ車のタイヤがノーマルなので路面の凍結だけは勘弁して欲しいです。

 

f:id:matsu2012:20200115210812j:plain

Sony RX100

 

f:id:matsu2012:20200115210830j:plain

Sony RX100

 

写真の色調補正ですけど、久しぶりにColor Efex Pro 4を使ってみました。Glamour Glow と Film Efex : Fadedの組み合わせでグリーン系に転びながら、ちょっと柔らかいトーンで面白い雰囲気を醸し出してくれます。曇りの雪景色だとオリジナルはほとんど色味が無くて、モノトーンにする以外はあまり手がありません。こんな素材の時にはフィルターの世界にどっぷりと浸るというのも有りかと思います。何れにしても個性の強いフィルターなので何の素材でもイケるわけではないのですけど、今回のように地味な素材とは相性が良いように思います。

 

寄りの写真は久しぶりにSuper Takumar 50mm 1.4を使ってみましたが、ちょっと振動している様な滲んだボケ味がなかなかおもしろかったですね。バックが白系の色味のせいでしょうか。ちょっと絵画的な雰囲気にしてくれます。

 

f:id:matsu2012:20200115210910j:plain

Sony A7 II + Super Takumar 50mm 1.4

 

f:id:matsu2012:20200115210925j:plain

Sony A7 II + Super Takumar 50mm 1.4

 

 

Today’s Music 86 |  Joni Mitchell

 

Both Side Nowはジョニ•ミッチェルのデヴュー作というか、最初ジュディ•コリンズに曲を提供し大ヒットして、その後自分がデビューしてそのアルバムにも入れた非常に有名な曲。ジョニ•ミッチェルはカナダでは、ニール•ヤングと並んで大御所的な存在で、今は引退してますけど、今だに凄い人気があります。日本で言うと美空ひばりみたいな存在でしょうか。

 

さて、この曲の歌詞なのですけど、実は当初かなり批判されたらしいですね。20歳くらいの若い子が、人生を光と陰の両サイドから眺めるとは、一体、どれだけ人生経験があると言うのだ..と言われたらしいです。まあ、確かに若い子の歌詞にしては哲学的すぎると言うか、そういった側面はありますけど、ジョニ•ミッチェルの他の歌の歌詞を見れば、それは彼女のスタイルなのだと言うことがすぐに理解できます。

 

 

実は同時期に発表したThe Circle Gameの歌詞も、人生はメリーゴーランドの中に留まり、何度も同じ場所をグルグル回ってるようなものだと歌っています。これはBoth Side Nowに通じる哲学的でシニカルなモノの見方です。それにしても彼女の作る曲はメロディが妙に残ります。この曲は「いちご白書」The Strawberry Statementと言う日本でもヒットした映画の主題曲でした。松任谷由実の曲の題名にもなりましたよね。