ひぐらしカメラ 2

カナダのビクトリアに居住。写真、音楽、釣り、映画。

pinhole #3

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Olympus OM-D E-M10 II + Pinwide

 

 

先週から連日快晴が続くビクトリア。気温は10度前後でまだ少し肌寒い気もしますが、春の陽を浴びて海岸沿いを歩いているとフリースの内側はポカポカと温まってきます。静かな海と青空、対岸の山並みを見ていると、世界中が大変な騒ぎになっているという現実をすっかりと忘れてしまいそう。

 

私は週に3日だけ絵の額縁を作ったり補修をしたりする工房でフレーマーとして働いているのですけど、今回の騒ぎで3月20日過ぎから工房は無期休業となりました。それ以来、外出は極力避けて海岸の散歩だけが唯一の運動というか、気晴らしになってますね。厳しい外出禁止令が出ているわけではないので、人との接触を避けてさえいれば、ある程度の個人行動は許されます。自然の中で過ごすハイキングや海や川へ釣りに出かける人はいるようなので、私も時期を見てカウチン川へ出掛けて見ようかなと。ただトルドー首相が連日、ステイ•ホーム!を連呼しているので、何となく外に出歩くのは気が引けてしまいます。

 

最近、カナダの感染者と死亡者数はオンタリオ州ケベック州で急激に増加してます。やはりトロントモントリオールなどの人口密度が高い大都市でその数を伸ばしているようです。BC州の感染者の数はかなり落ち着いてきてまして、バンクーバー島の感染者は確か90名とかそんな数でほとんどがシニア•ホームでの集団発生とか。なのでビクトリアでは誰が感染者か分からなくて、パニックになるようなピリピリした空気にはなっていません。人々は淡々と国が定めたルールに従って生活し、適度に散歩やジョギングなど運動して心身のバランスを取ってるようです。

 

今月6日、国の緊急失業保険プログラムが受付を開始したので、早速ネットで申し込みをしました。今回のコロナ騒動で休業を余儀なくされた人たちが対象で、月に2.000ドルを4ヶ月支払ってくれるというもの。前年に5.000ドル以上の収入があり納税している人が対象とのことで、サイトでの申し込みはその納税情報サイトにリンクしており、申し込みのために新たに書類を用意する必要などは一切ありません。ネットでの申し込みはとても簡単で約10分ほどで完了、なんとその3日後には自分の口座に入金されました。この素早い対応、ほんと、素晴らしいです。私の場合、週に3日ほどしか働いてないのですけど、ほぼ同額を貰えることになります。ちなみにとりあえず4ヶ月になってますが、この騒動が長引いて職場に戻れない場合、補償は延長される見込みとか。

 

国の補償とは別にBC州のベネフィットも各種あるようです。ひとつはやはり国と同じ失業手当で、一人1.000ドルを1回だけ支払うというもの。それとアパートメントをレントしている人に最大500ドルを3ヶ月援助するもの。こちらはプログラムが準備出来次第、やはりネットで受付を開始するとのこと。私は多分、両方アプライすることが出来ると思うので、これも助かります。今回の国と州の緊急プログラム、ワーホリなどでカナダに滞在している日本の若者などには多分適用されないでしょう。ワーホリのビザそのものが1年なので、前年の納税証明をすることが不可能。というか、ワーホリで来てる人はほとんど帰国してしまってることでしょう。