ひぐらしカメラ 2

カナダのビクトリアに居住。写真、音楽、釣り、映画。

Channel #7

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Sony A7 II + SMC Takumar 135mm 3.5

 

ビクトリアから見える対岸の山並みはアメリカ。ワシントン州オリンピック山脈で、高い山頂付近は夏でも冠雪を残しています。天候、特に雲の状態や空気の乾燥具合でその姿が見えたり、見えなかったりします。日によっては、非常に近く鮮明に見えるときがありますね。使ってるレンズは135mmの単焦点なので、私が部屋から海を撮るときは距離は一緒なはずですけど、その印象は日によってかなり違います。

 

ほぼ毎日のように部屋から定点で撮ってますが、今回の2枚は対岸の様子がよく分かります。この手の写真は一度、凄く優秀なレンズと圧倒的な画素数で撮って見たいと気がしますね。中判サイズのカメラで一辺が1万画素とか。近いものを撮る際にはさして必要ないとは思うのですけど、遠く広い対象を撮る際は、その大きな画素数で写真の印象はかなり違ってくるように思います。ハッセルなど中判サイズは価格的に現実的ではないのですけど、a7のボディをRタイプ、IIIもしくはIVにアップグレードする手はありかも知れません。ただ画像サイズがむやみに大きくなってハードディスクを圧迫するのが嫌なんですよね。Photoshopなどの補正作業もやはり多少なりとも重くなるわけですし。普段の標準レンズで撮るものに関しては不満が無いので、画素数をアップする意味をもう少し時間を掛けて考えてみたいですね。

 

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Sony A7 II + SMC Takumar 135mm 3.5

 

 

Today’s Music 89 | Melanie Faye

 

メラニー•フェイは多分まだ10代だと思うのですけど、Youtubeから出てきたギタリスト。アルバムはまだ出していないと思いますが、とても人気があるのでそのうち出て来ると思います。前回取り上げたイザイア•シャーキーのタイプ。2本目のビデオは一緒に演奏してます。派手なことはしませんけど、味がありますね。

 

 

 

Wave Crush

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Sony RX100

 

バンクーバー島の中部西海岸にトフィーノという小さな町があります。数十キロに渡る長い海岸がサーファーのメッカになってまして、特に冬の間に高波が来るようですね。サーファーだけでは無くて、冬の最中普通のツーリストがわざわざその荒れた海を見にやって来るほどです。私も数年前の冬にそのストームを見るために5時間ほどドライブして行ってきましたが、荒涼としたグレーの海岸が延々と続き、高い波がクラッシュする様はなかなかの景観でした。

 

ここビクトリアも冬の間、海が荒れることが多いです。ただサーフィン向きの綺麗な高波が出来難いためか、サーファーはほとんど見ませんね。そのかわり風が浮き荒れるのでカイトボーダーが多いです。一年を通じて、海に風が出て来ると何処からとも無くカイトボーダーがわさわさ湧いてきます。あれは仲間うちの風情報があるんでしょうね。

 

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Sony RX100

 

昨日の朝、海岸通りを車で走っているとゴンザレス•ビーチが大荒れでしばらく眺めていました。 ちょうどRX100を持っていたので海岸に出て写真を撮ったのですが、クラッシュの水飛沫が凄くてほんの数カット押さえてすぐに退散。カメラが海水を被らないか、ヒヤヒヤしてました。自然を撮る際、その状況が過酷になればなるほどそのショットの価値が高まるわけですけど、機材を壊す危険性も増すわけですね。ペンタックスのカメラがそれに備えているのは本当に正しい方向だと思います。

 

 

 

 

Today’s Music 88 | Isaiah Sharkey

 

Neo Soulの筆頭アザイア•シャーキー。この人、ギターに味があります。このジャンル、まだしっかりと確立されてる訳ではないみたいですけど、私的には トム•ミッシュの仲間たちみたいな捉え方かな。ソウルとジャズのエッセンスをシンプルな形でブレンドしたジャンルってことでしょうか。まあ、ラベルを貼っちゃうのはよくない気もしますけど。

 

 

 

 

Windy Beach

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Sony RX100

 

 

 

 

 

Today’s Music 87 |  Neo Soul Acid Jazz Collective

 

Neo Soul系のギタリストを探していたら偶然見つけたバンド(か、個人)でちょっと聴いたらハマってしまいました。音の方向としては、名前の通りでしてNeo SoulとJazzを打ち込みエレクトロニカで料理してます。フランスのバンド、Lindecisに似てます。ビート中心の尖ったエレクトロニカに飽きて、ちょっとだけ人の匂いが欲しいなぁという時にぴったりですね。

 

 

 

Sunshine

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Olympus OM-D E-M10 II + Voigtlander Nokton 25mm 0.95

 

二日前の雪は20センチほど積もったのですけど、昨日あたりから気温が上がりほぼ解けてしまったようです。今日は久しぶりの快晴で、海岸沿いをしばらくぶりに歩きました。風はまだ冷たいのですけど、ほんの少しだけ春の気配を感じた気がします。少しずつ陽も長くなってきてますし、2月に入ればボツボツと花たちの蕾が膨らんでくるはず。今年の長い雨期にウンザリしてきたので楽しみです。さて、この日は珍しくノクトン50mmを外に持ち出してみました。天気が良かったせいか、とてもクリアな画像に仕上がりました。ノクトン50mmは花撮り専門だったのですけど、これからは時々外に持ち出してみます。

 

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Olympus OM-D E-M10 II + Voigtlander Nokton 25mm 0.95

 

最近、第一次大戦を舞台にした映画を2本立て続けで観たので、本日はその話をちょっとだけ書いてみます。

 

まず1本目は「1917」というサム•メンデス監督の映画。超長回しのカメラ撮影ということで話題になってまして、確かに一台のカメラで最初から最後までノンストップで撮ってるように見えます。ただ物理的にどう考えても難しい部分も明らかにありまして、どうやらCGの力を借りてるようですね。まあ、当たり前か。それでもCGの匂いは一切せず、一発ノンストップの疾走感というか、リアリティというか、特に戦場ということもありその臨場感は今までの戦争映画には無かったものです。日本でも公開間近らしいので、興味のある方は是非、劇場に足を運んで見ては如何でしょう。

 

2本目の「They Shall Not Grow Old」は「ロード•オブ•ザ•リング」のピーター•ジャクソンが監督したドキュメンタリー。ドキュメンタリーなのですが、画質の悪い古いカクカクした動きのフィルムを全てデジタルで着色修正し、音響を加えたという代物。まずその圧倒的な画質に驚かされます。第一次大戦という100年前の出来事をつい最近撮られて見せられている錯覚を起こしてしまいます。ピーター•ジャクソンはイギリスに現存した全てのフィルムをチェックしたそうで、戦争に志願した15、6歳の若い子たちが訓練を受けて戦場に出て、そこで起こるあらゆる事柄をその膨大なフィルムで多角的に浮き彫りにしています。大勢の兵士の死体など悲惨なシーンですら忠実に色彩が入ってきているので、この映画は全ての人にはお勧めできません。ただそのリアリティこそが、戦争の真実を伝える手段なのだというピーター•ジャクソンの信念をひしひしと感じます。こちらは日本での公開に関しては分かりません。

 

フィクションとノンフィクション、全く手法が違いますけど、共通するのは戦争のリアリティ。戦争のほんとの現場とはこういうものだったのだぞ、と頭をガツンと殴られたような感覚でした。この2本、今年のアカデミー賞には間違いなく絡んでくるはずです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Snow Storm

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Sony RX100

 

ストームの後に気温が一気に氷点下に下がり、珍しく雪になりました。ビクトリアでは年に1、2回降るか降らないかの雪ですけど、普段は気温が上がるのですぐに溶けてしまいます。ただ気温が下がったまま雪がまだ降っているので、もしかしてある程度積もるかも知れません。雪景色のビクトリアは珍しいので子供達は早速大喜びで雪だるまを作ると思います。

 

まあ、それでも以前住んでいたモントリオールに比べれば、どうって事ない雪なのですけどね。モントリオールは氷点下20度とか、普通にありましたからね。路肩には除雪された雪が1メートルを超えるバンクを作ってました。その冬にウンザリしてカナダで一番温暖だと言われるビクトリアに移り住んだわけですけど。氷点下の気温が続くことは無いと思いますが、なんせ車のタイヤがノーマルなので路面の凍結だけは勘弁して欲しいです。

 

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Sony RX100

 

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Sony RX100

 

写真の色調補正ですけど、久しぶりにColor Efex Pro 4を使ってみました。Glamour Glow と Film Efex : Fadedの組み合わせでグリーン系に転びながら、ちょっと柔らかいトーンで面白い雰囲気を醸し出してくれます。曇りの雪景色だとオリジナルはほとんど色味が無くて、モノトーンにする以外はあまり手がありません。こんな素材の時にはフィルターの世界にどっぷりと浸るというのも有りかと思います。何れにしても個性の強いフィルターなので何の素材でもイケるわけではないのですけど、今回のように地味な素材とは相性が良いように思います。

 

寄りの写真は久しぶりにSuper Takumar 50mm 1.4を使ってみましたが、ちょっと振動している様な滲んだボケ味がなかなかおもしろかったですね。バックが白系の色味のせいでしょうか。ちょっと絵画的な雰囲気にしてくれます。

 

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Sony A7 II + Super Takumar 50mm 1.4

 

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Sony A7 II + Super Takumar 50mm 1.4

 

 

Today’s Music 86 |  Joni Mitchell

 

Both Side Nowはジョニ•ミッチェルのデヴュー作というか、最初ジュディ•コリンズに曲を提供し大ヒットして、その後自分がデビューしてそのアルバムにも入れた非常に有名な曲。ジョニ•ミッチェルはカナダでは、ニール•ヤングと並んで大御所的な存在で、今は引退してますけど、今だに凄い人気があります。日本で言うと美空ひばりみたいな存在でしょうか。

 

さて、この曲の歌詞なのですけど、実は当初かなり批判されたらしいですね。20歳くらいの若い子が、人生を光と陰の両サイドから眺めるとは、一体、どれだけ人生経験があると言うのだ..と言われたらしいです。まあ、確かに若い子の歌詞にしては哲学的すぎると言うか、そういった側面はありますけど、ジョニ•ミッチェルの他の歌の歌詞を見れば、それは彼女のスタイルなのだと言うことがすぐに理解できます。

 

 

実は同時期に発表したThe Circle Gameの歌詞も、人生はメリーゴーランドの中に留まり、何度も同じ場所をグルグル回ってるようなものだと歌っています。これはBoth Side Nowに通じる哲学的でシニカルなモノの見方です。それにしても彼女の作る曲はメロディが妙に残ります。この曲は「いちご白書」The Strawberry Statementと言う日本でもヒットした映画の主題曲でした。松任谷由実の曲の題名にもなりましたよね。

 

 

 

 

 

 

 

Storm #2

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Sony A7 II + SMC Takumar 135mm 3.5

 

昨日のショットのバリエーションでカラー処理しました。地味目な色目を無理に立たせようとしても破綻するので、暗い海のイメージをそのままにバランスだけを取ることに。まあ、モノトーンにする手もあるのですけど、カラーはカラーで伝わり方が少し違うかな、という気持ちです。

 

私の海の写真は水平線で立て画面を分割するパターンが本当に多いのですけど、ミニマルな写真家とマーク•ロスコーなどコンテンポラリーな画家の影響があると思ってます。マーク•ロスコーは3分割の画面がトレードマークですけど、私は水平線を半分余地少し下げて、空と雲の層を足して3層にしてることが多いですね。これは撮影時に意識していることではなくて、撮った写真を後から眺めてそうなってることに気がつきます。誰かの影響って、そういう無意識の形で現れますよね。

 

カモメや船がアクセントにはなっていますけど、これもたまたまです。本来は景色をただ3層に水平分割し、それだけで写真が成り立つような状況で撮りたいと思っています。なので光の状況や雲の形態、波の色、形の要素が重要。海の側に住んでいると、その変化を見てサッと撮れるので本当にラッキーなことだと思ってます。

 

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Sony RX100

 

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Sony RX100

 

 

Today’s Music 85 |  Toshiki Soejima

 

ミュージッククリップではなくてギタリスト紹介ビデオです。ソエジマさん、オレンジのニット帽とホンワカした人柄に妙に魅かれます。紹介している5人のギタリストは本当にツボでした。ギタリストのジャンルとしてはソウル、モダンR&B系でしょうか。チャック•ローブはオーソドックスなジャズのアルバムも結構出してますけどね。

 

 

 

Storm

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Sony RX100

 

相変わらずの荒れ模様の天気が続いているビクトリア。フェリーの欠航も頻繁に起きてる模様。少しの間、雨が止んで陽が刺してきたので海岸にカメラを持ち出してみました。海が大荒れで、昔の大映映画のオープニングのようでした。色味は僅かに空のブルーが薄く入っているだけだったのでモノトーン処理しました。

 

 

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Sony RX100

 

さて話は変わるのですけど、カナダ国内ではシリアで撃ち落とされた民間機にカナダ国籍を持つイラン系の人々が60人以上も犠牲になったと言うことで、連日大変な騒ぎになってます。イランとカナダは国交が無いので、遺体の捜索や補償の問題がどうなるのか、全く未定。亡くなった人の多くは若い世代で、大学の研究者や学生など優秀な人が沢山含まれていたとのことで、国中でメモリアルのイベントが執り行われています。自分もカナダという国での移民という立場は彼らと同じなので、今回の事件には深いショックを受けています。心から冥福を祈りたいと思います。

 

 

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Sony A7 II + SMC Takumar 135mm 3.5

 

 

Today’s Music 84 |  Julie London

 

ジュリー•ロンドンはもともと50年代のハリウッド女優でしたが、ジャズシンガーに転向しています。というか、二刀流ですね。圧倒的な美貌を誇り、歌は添え物かと思いきやそのウィスパー系ボイスにガツンとやられます。私の場合、ブラック系シンガーのシャウトタイプよりも、この人やヘレン•メリル系がしっくりきます。