ひぐらしカメラ 2

カナダのビクトリアに居住。写真、音楽、釣り、映画。

Collage #10

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Sony RX100

 

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Sony RX100

 

今週に入り、連日初夏のような陽気が続いているビクトリア。5、6度の気温から一気に20度近くまで上がり、遊歩道、海岸は短パン、Tシャツ姿の老若男女が大勢繰り出しております。勿論、こんなご時世なので、マスク、ソーシャルディスタンスは必須。カナダも他の国同様、コロナ変異種の感染者が増えてまして、状況は甚だよろしくありません。ワクチン接種もアメリカに比べるとそのペースは遅いようですけど、私は一昨日何とか予約が取れまして、一応来週、ワクチン摂取が出来るようです。サンフランシスコに住む息子はすでに2回目の摂取も終わり、副作用は全く出なかったとのことで、一応、安心しました。

 

このコロナ変異種は死亡率、感染率とも、パワーアップされてるとかで、ワクチン摂取と感染のスピード競争の様相を呈しております。今現在のカナダの場合ですと、オンタリオ州が最悪で連日5千人前後の新規感染者が発生、カナダ全体では9千人ほどとの報道。日本の約3分の1ほどの人口数ですので、対人口比で見ると日本の状況よりもはるかに悪いですね。先週までレストランの屋内では普通に営業できていたのですけど、今は屋内の営業は禁止、テラスなど屋外のみ許可されてます。飲食店の皆さんは、一年以上こんな状態が続いて、もうほんとにゲンナリしている状態でしょう。日本での感染ピークは7月、8月になるのではとの記事も見かけましたけど、果たしてこんな状態でオリンピックが出来るのか、ちょっと心配。選手を迎える日本も、送り出す世界の各国も、大変なプレッシャーが掛かりそう。選手村でクラスター発生なんてことになったら、もう世界に顔向け出来ないですよね。

 

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Sony RX100

 

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Sony RX100

 

さて、そんなコロナの状況はひとまず脇に置いといて、最近、私は人混みを避けてソニーのRX100と白いボードを手に、野草や木々のシルエットを求めてフラフラと歩いてます。白いボードは素材のバックに置き、余計な背景が入らないようにするためで、これで素材の切り抜き作業はかなり楽になります。またボードに映る影をそのまま残したりするケースも。今回はこの元素材も最終イメージと比較する意味でアップしてみます。

 

このシリーズはこのように撮った素材に、別の背景素材をレイヤーする形で進めます。素材そのものをネガ反転することもありますし、また背景素材をネガにする場合もあります。背景素材は、古い土壁を撮ったものや和紙などテクスチャーを感じる紙、それに野原の雑草を細かなストロークタッチに見立てて撮影した素材などを組み合わせて使用してます。大まかな構図と色彩のプランを固めてしまえば、後は色の微調整だけです。それぞれのイメージは比較的短時間で制作できるのですけど、元素材のフォルムとテクスチャー色味の相性が大切で、2、3日寝かせて、どうもしっくり来ない場合は、深追いせずにアッサリとディレート。素材はある意味、無限に転がってるわけで、弱いイメージを修正するよりも、修正の必要のない新しい強い素材を探した方が良いと考えてます。

 

 

Today’s Music 124 | Charlie Paker

 

チャーリー•パーカーを引き続き聴いてます。52年の録音でディジーガレスピーとの共演盤。55年に亡くなってますから、死の3年前。晩年のパーカーは麻薬で体がボロボロだったのですけど、演奏を聴く限りアドリブのキレは凄い。ガレスピーも全快で飛ばしてますし、二人のアドリブの掛け合いはとてもスリリング。ピアノはセロニアス•モンク、ドラムはバディ•リッチとサポート陣も凄いメンバー。それとこのジャケットのイラスト、もう最高ですね。 如何にも50年代といった雰囲気。このDavid Stone Martinというアーティストは、沢山のジャズアルバムのイラストを描いていたようです。そう言えば無名時代のアンディ•ウォホールがブルーノートでジャケットのイラストの仕事をしていて、こんな感じの絵を描いてました。この時代のスタイルだったのですね。