ひぐらしカメラ 2

カナダのビクトリアに居住。写真、音楽、釣り、映画。

Isolation #2

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Sony A7 II + Super Takumar 50mm 1.4

 

 

例年、4月のこの時期はブッチャード•ガーデンでチューリップを観ることにしているのですけど、今年はコロナ騒動で残念ながら閉鎖されてます。とても残念。ブッチャード•ガーデンのチューリップはその広さや種類など圧倒的でして、なかなか見応えがあります。ビクトリアに来る機会があれば是非、立ち寄って欲しい。チューリップ以外にも様々な植物が広大な敷地にスペクタクルにレイアウトされてます。一見の価値あり。

 

www.butchartgardens.com

 

少しでもその春の気分を味わいたいと家人がスーパーで買ってきた安物のチューリップ。安いチューリップの特徴はステムが弱くて終盤に頭を下げてくることにあります。それで下がってきたらステムを短くカット。2回ほどカットすると花びらが散ってきます。実は私はこの花瓶から垂れ下がったチューリップが何故か好き。花瓶から数本だけ下がってる感じが全体のバランスを程よく壊していて心地良いですね。モノトーンで現像してみましたが、色が無い方がより写真のアート性が高くなる気も。Super Takumar 50mm 1.4 解放の甘い花びらの描写が雰囲気を出してます。

 

 

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Sony A7 II + Super Takumar 50mm 1.4

 

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Sony A7 II + Super Takumar 50mm 1.4

 

 

 

Isolation

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Sony RX100

 

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Sony RX100

 

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Sony RX100

 

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Sony RX100

 

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Sony RX100

 

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Sony RX100

 

自主的隔離生活はほぼ一月経過。何故か時間は沢山あるのに撮影意欲は落ちてます。コロナ関連のニュースに振り回されているせいでしょうか。音楽もあまり聴かずに過ごしてまして、NetFlixでの映画鑑賞で時間を潰してます。NetFlixの株価が爆上げしているのはこのコロナ需要のせいでしょうね。アマゾン株も爆上げですが、全く同じ理由かと。

 

さて、コロナ感染者、カナダはほぼピークを超えて緩やかな下降線に向かう雰囲気。特にBC州は激減してまして、人々はかなり楽観的になってきました。あと一月ほどで経済活動は徐々に戻すという話も出ています。ただ経済のスタートを切ったとしても、人々が待ってました!とレストランや買い物に殺到するとは思えません。ただ何となく恐る恐る外出し始めるといった感じで、感染の具合を見ながら行動しようとする人が多いはず。地震や台風の後の復興活動とは全く異なるため、ちょっと予測が出来ない部分もありますね。

 

アップしたイメージですが、散歩の際ポケットに突っ込んでいるコンデジで押さえたここ2週間ほどのスナップをモノクロ処理してみました。外に出ている人が少なくて、そのせいか野生の鹿たちが道路や公園へ出てきています。映画で廃墟の街を野生の動物が闊歩しているシーンがありましたけど、ちょっとそんな雰囲気。オゾンホールも修復されてきたとニュースでやってましたし、この人々の長いお休みは地球には良いことなのかも。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Vintage Tone

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Sony A7 II + SMC Takumar 135mm 3.5

 

自主的隔離生活もそろそろ一月。時間だけは沢山あるので、海岸の散歩の距離を伸ばしてます。いつもの折り返し点の岬を超えて、次のビーチへ入りその終点で折り返します。片道45分の往復で90分。通っていたジムへも行けず運動不足で少し体重も増えつつあるので、カロリーバーナーとしては丁度良い運動量。

 

朝の散歩の後に朝食とランチを兼ねた食事をして、午後からは以前撮った素材をビンテージな色調に補正し直してます。古い色褪せた絵葉書のテーストが頭の中にあるのですけど、シャープネスを少し落とし周辺ボケを加えて、やや彩度を低めにまとめます。ある程度数をまとめてレンタル用の素材としてエージェントに送る予定。普段、この手の編集作業を新たにまとめてやる時間が取れなかったので、今回とても良い機会。

 

3時過ぎ頃から画像編集作業を切り上げてNetFlixAmazon Primeで映画を観たり、パンを焼いたりマフィンを作ったりのベーキングの真似事も。町の美味しいパン屋さんが閉まってますし、スーパーでも新鮮なパンなどはあっという間に売り切れてしまうので、そんなら自分たちで作ってやろうじゃないか、という流れ。なんせ、時間は死ぬほどあります。

 

Youtubeにはその手のパン作りのビデオが沢山出てますし、実際にやってみると案外に簡単。そうやってパンを自宅で作ってる家庭が多いみたいで、今度はパン作りに必要なイーストがお店では売り切れ状態。ライ麦と水だけでイーストの種を家で作る方法もあるみたいで、それもアリかな。

 

 

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Sony RX100

 

 

Today’s Music 105 | Pat Metheny & Charlie Haden

 

シネマ•パラダイスのテーマ。なんだかあの映画をまた見たくなった。相棒だったチャーリー•ヘイデンももういませんし。ライル•メイズも逝っちゃったし、パットもさぞかし寂しかろうね。

 

 

 

pinhole #3

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Olympus OM-D E-M10 II + Pinwide

 

 

先週から連日快晴が続くビクトリア。気温は10度前後でまだ少し肌寒い気もしますが、春の陽を浴びて海岸沿いを歩いているとフリースの内側はポカポカと温まってきます。静かな海と青空、対岸の山並みを見ていると、世界中が大変な騒ぎになっているという現実をすっかりと忘れてしまいそう。

 

私は週に3日だけ絵の額縁を作ったり補修をしたりする工房でフレーマーとして働いているのですけど、今回の騒ぎで3月20日過ぎから工房は無期休業となりました。それ以来、外出は極力避けて海岸の散歩だけが唯一の運動というか、気晴らしになってますね。厳しい外出禁止令が出ているわけではないので、人との接触を避けてさえいれば、ある程度の個人行動は許されます。自然の中で過ごすハイキングや海や川へ釣りに出かける人はいるようなので、私も時期を見てカウチン川へ出掛けて見ようかなと。ただトルドー首相が連日、ステイ•ホーム!を連呼しているので、何となく外に出歩くのは気が引けてしまいます。

 

最近、カナダの感染者と死亡者数はオンタリオ州ケベック州で急激に増加してます。やはりトロントモントリオールなどの人口密度が高い大都市でその数を伸ばしているようです。BC州の感染者の数はかなり落ち着いてきてまして、バンクーバー島の感染者は確か90名とかそんな数でほとんどがシニア•ホームでの集団発生とか。なのでビクトリアでは誰が感染者か分からなくて、パニックになるようなピリピリした空気にはなっていません。人々は淡々と国が定めたルールに従って生活し、適度に散歩やジョギングなど運動して心身のバランスを取ってるようです。

 

今月6日、国の緊急失業保険プログラムが受付を開始したので、早速ネットで申し込みをしました。今回のコロナ騒動で休業を余儀なくされた人たちが対象で、月に2.000ドルを4ヶ月支払ってくれるというもの。前年に5.000ドル以上の収入があり納税している人が対象とのことで、サイトでの申し込みはその納税情報サイトにリンクしており、申し込みのために新たに書類を用意する必要などは一切ありません。ネットでの申し込みはとても簡単で約10分ほどで完了、なんとその3日後には自分の口座に入金されました。この素早い対応、ほんと、素晴らしいです。私の場合、週に3日ほどしか働いてないのですけど、ほぼ同額を貰えることになります。ちなみにとりあえず4ヶ月になってますが、この騒動が長引いて職場に戻れない場合、補償は延長される見込みとか。

 

国の補償とは別にBC州のベネフィットも各種あるようです。ひとつはやはり国と同じ失業手当で、一人1.000ドルを1回だけ支払うというもの。それとアパートメントをレントしている人に最大500ドルを3ヶ月援助するもの。こちらはプログラムが準備出来次第、やはりネットで受付を開始するとのこと。私は多分、両方アプライすることが出来ると思うので、これも助かります。今回の国と州の緊急プログラム、ワーホリなどでカナダに滞在している日本の若者などには多分適用されないでしょう。ワーホリのビザそのものが1年なので、前年の納税証明をすることが不可能。というか、ワーホリで来てる人はほとんど帰国してしまってることでしょう。

 

 

 

 

 

Pinhole

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Olympus OM-D E-M10 II + Pinwide

 

 

久しぶりにピンホール•レンズを使ってみました。マイクロフォーサーズ用のPinwideという商品でプラスティックのトイ•フィルターですね。かなりの広角でフルサイズ換算で多分20mmくらいでしょうか。画質は言うまでもなく、ポラロイド並みと言うか、それ以下なのですけど、そういう制約の中で写真を撮るのはとても良い勉強になります。画質と関係ないところで写真を成立させる必要があるので、構図とテーマが全て。それと色調補正ですね。モノトーンはもちろんアリですけど、私はカラーで遊ぶ方が好み。絵画を仕上げる感覚で元画像に囚われず自由に色調補正しています。

 

 

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Olympus OM-D E-M10 II + Pinwide

 

 

 

 

 

Reflection

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Sony RX100

 

 

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Sony RX100

 

 

 

過去3ヶ月、今が瀬戸際!を繰り返してきた安倍政権が遂に放つかつてない大胆な緊急政策の第一弾、それはアベノマスクだ。あまりに大胆過ぎて、腰が抜けてしまいます。こちらでも話題で取り上げられてました。連日あまりに緊迫したニュースが続くので、息抜きのお笑いネタ的な扱いですね。まあ、インドで外出禁止令を違反した人たちの路上スクワット映像を見て笑うのと同じレベル。世界がウィルスとの全面戦争状態にあるこの時期に、なぜか嘲笑のネタにされてしまった日本。これ、日本人が外から見ると虚しくて笑えませんよ、ほんと。