ひぐらしカメラ 2

カナダのビクトリアに居住。写真、音楽、釣り、映画。

After Rain Seascapes

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Olympus OM-D E-M10 II + Voigtlander Nokton 25mm 0.95

 

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Olympus OM-D E-M10 II + Voigtlander Nokton 25mm 0.95

 

シャッターを切る時、少なくてもそれは大なり小なりその対象に対して自分の心を動かされたものなので、それはその都度、程度の差はあれ「感動」していると言っても良いはず。一度カメラを持って外に出て30カット撮ったとしたなら、それは30回感動したということで、改めて考えてみるとそれはかなり凄いことなのではないでしょうか。その感動の度に、脳内ではある種の高揚感を感じる物質を分泌され、そういう繰り返しは脳が更に心地よい高揚感を求め、より広範囲で微細な感動をどんどん取り上げるようになるのかも知れません。写真という趣味にハマる状況とは、そんな脳内の麻薬物質の依存症になっているのだと言ったら、ちょっと乱暴でしょうか。

 

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Olympus OM-D E-M10 II + Voigtlander Nokton 25mm 0.95

 

私はいつも近所の狭い自分のフィールドで撮影することが多いのですけど、飽きずに撮り続けることが出来るのは、脳がそんな物質を分泌して常に心地よくなれる様に「感動」のネタを勝手に探して来るからなのかも、と思うのですよね。あそこのあのアングルはどうだ?などと直感というか、ヒラメキを与えてくれるわけです。しかしそんな脳からのメッセージとは違う外的条件が撮影時にピタリと整うことがよくあります。例えば、絶妙な場所に羽を休めている鳥や歩く人間、撮影の少し前に雲から漏れた綺麗な遮光、流れる雲の絶妙な形など。このあたりのタイミングって、まあ、偶然ということでも良いのですけど、個人的には何かしら上からの采配?みたいな力を感じる時があります。

 

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Olympus OM-D E-M10 II + Voigtlander Nokton 25mm 0.95

 

最近、潜在意識に関する記事を読んだのですけど、どうも関係があるような気がしてきました。つまり日々の小さな「感動」の出合いにきちんと感謝出来るようになると、潜在意識がラッキーな采配をセットアップしてくれるのではないの?ということですね。本日は雨上がりの海辺の散歩道をカメラを片手にこんな妄想をしながら歩いていたのでした。因みに写真の中、登場する小鳥はどちらもハミングバードです。ハミングバードと言えばギブソンアコースティックギターなんですけど、人差し指くらいの大きさでハチのように羽をブーンと高回転させて飛び、細く長いクチバシで花の蜜を吸います。日本には居ませんよね、この鳥。

 

 

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Olympus OM-D E-M10 II + Voigtlander Nokton 25mm 0.95

 

 

Today’s Music 91 | Tom Misch

 

ネオ•ソウルの流れで久しぶりのトム•ミッシュ。この曲、ギターの刻みとベースとドラムのタイトなコンビネーションが堪りません。早く新しいアルバムを出してくれないかなぁ。