ひぐらしカメラ 2

カナダのビクトリアに居住。写真、音楽、釣り、映画。

Shore of Fog

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Olympus OM-D E-M10 II + Voigtlander Nokton 25mm 0.95

 

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Olympus OM-D E-M10 II + Voigtlander Nokton 25mm 0.95

 

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Olympus OM-D E-M10 II + Voigtlander Nokton 25mm 0.95

 

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Olympus OM-D E-M10 II + Voigtlander Nokton 25mm 0.95

 

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Olympus OM-D E-M10 II + Voigtlander Nokton 25mm 0.95

 

 

 

9月中旬を過ぎて、ビーチは霧に包まれる日が多くなりました。夏の間、安定した快晴が続いて居たのですが、これから霧や短時間の雨が増える雨期に入っていくことになります。夏が去っていくのは淋しい気もしますが、実は霧に包まれたビーチを歩くのがとても好きだったりします。晴れていればどうということのない被写体も、霧が幻想的なシーンに変えてくれることがあります。

 

そんな霧のビーチを歩いてると、海岸から10メートルほどのところに動く何やら突起が見えます。アザラシが頭を出しているのかと思い、近ずいてみると、それは若い男性の頭でした。ビクトリア周辺の海水温度は夏場でも、かなり低く普通の人は数分と入っていられません。彼は目を閉じて、瞑想しているようでした。寒くないの?と聞くとメチャクチャ、寒いとのこと。そりゃ、そうだ。それでも5分から10分冷たい海水に浸ると、そのあと、とても体が温まり、爽快な気分になるのだそう。あ、要するに冷水シャワーと同じなんだと理解。

 

家に帰ってからこのことを家人に話すと、この冷たい海水に浸るのは今、ビクトリアでは流行っていて、そのソーシャルグループもあるのだそう。真冬でも朝の7時過ぎに人々がビーチに集まり、この冷水訓練というか、修行というか、ま、やってるわけです。日本でいえば、滝行ですかね。西洋社会でのマインドフルネス瞑想がとてもブームで、普通の瞑想に飽き足らない人たちが、より過激な状況で瞑想したいのかも知れません。私はちょっと心臓発作が怖いのでやりたいとは思いませんけど。