ひぐらしカメラ 2

カナダのビクトリアに居住。写真、音楽、釣り、映画。

Galiano Island

f:id:matsu2012:20200729061051j:plain

Sony RX100

 

f:id:matsu2012:20200729061111j:plain

Sony RX100

 

バンクーバー島とBC州メインランドの間にはいくつかの島があり、私たちは毎回場所を変えて、年一回は一泊泊まりで訪れています。週末のショート•トリップという感じでしょうか。さて今回は初めてガリアノ島へ出掛けてきました。実は日本人の友人が、リタイヤ後に住む予定のコテージを奥さんと二人で大規模リノベーションしてまして、その陣中見舞いというか、冷やかしというか、そんな訪問でした。もちろんガイアノ島は初めてだったので、友人宅を拝見させて貰った後は、観光スポットをいろいろガイドをしてもらいました。

 

ビクトリアからフェリー乗り場まで30分、フェリーの所要時間は1時間ほどなので、島へのアクセスは案外に便利。まあ、友人は毎週のようにビクトリアから通って改築作業をしているわけで、通勤圏と言えないこともないほどです。フェリーは予約など一切無いので、早く着いた順に乗れるシステム。念のために45分前に着いたのですけど、何と1番目で他には車が居ませんでした。多分、このコロナ騒動のこともあって、利用者が通常よりもかなり減っているのでしょう。

 

友人のコテージは島々を見渡せる崖の上に位置しており、その眺望には思わず息を飲みます。海面から150メートルあるそうで、フェンスの何も無い崖の淵に立つとちょっと怖いほど。友人の改築は屋根の張り替えから床材や窓の交換、キッチンの入れ替えとほぼ新規に建てている状態に近くて、素人の仕事とは思えなったのですけど、Youtubeを見ながら自分たちのペースでこなしたとのこと。案外にやれるものなのですね、感心しました。メインの生活空間部分の改築はほぼ終わったらしく、後はガレージや外回りを時間を見つけてコツコツやるとのこと。こんな素晴らしい夢のコテージでのリタイヤ生活、全く羨ましい限り。

 

 

f:id:matsu2012:20200729061133j:plain

Sony RX100

 

f:id:matsu2012:20200729061155j:plain

Sony RX100

 

f:id:matsu2012:20200729061212j:plain

Sony RX100

 

f:id:matsu2012:20200729061228j:plain

Sony RX100

 

f:id:matsu2012:20200729061250j:plain

Sony RX100

 

f:id:matsu2012:20200729061306j:plain

Sony RX100

 

さて、ガルフ•アイランズは結構まわってますけど、まあ、どの島も観光スポットは要するに綺麗なビーチだったり、崖の上から眺める眺望だったり、どこも似たり寄ったりなのですけど、その中でもガリアノ島は結構レベルが高いと思いました。どのスポットも文句無しに美しく、手つかずの自然が完全に残っています。それとここはソルト•スプリング島のように観光客が多くないこと点が素晴らしい。島内を車で走っていても、あまりツーリストの車が目につきません。島では新規の宅地開発は規制で出来ないらしくて、どうも住民たちが観光地化を避けている様子。そのせいか、サインなどいい加減でしばしば道に迷ってしまったのですけど。

 

ガリアノ島のビーチは、カナダ西海岸独特の侵食した岩場に漂白した流木が落ち寄せているというもので、はっきり言ってしまうと、家の前にあるビーチと大して変わらないとも言えるのですけど、まあ、そこは場所が変われば雰囲気も変わってきます。私たちはビーチ好きですので、どんなビーチでもバスタオルが一枚あれば退屈しないで時間を過ごせます。幸い、二日間とも素晴らしい天気に恵まれたので、ビーチ巡りには正に最適でした。今回、私たちは海では泳がなかったのですけど、基本的に西海岸の海水は温度が低く海水浴には向いていないのですが、この島のビーチは場所によっては水温が高いところがあるらしくて、実際に泳いでいる人もかなり見かけました。湾内の浅瀬など太陽光で水温が上がりやすいスポットがあるようですね。

 

 

 

 

Channel #19

f:id:matsu2012:20200724203859j:plain

Sony A7 II + SMC Takumar 135mm 3.5

 

f:id:matsu2012:20200724203918j:plain

Sony A7 II + SMC Takumar 135mm 3.5

 

f:id:matsu2012:20200724203935j:plain

Sony A7 II + SMC Takumar 135mm 3.5

 

 

各地のコロナ騒動、少し落ち着いたと思ったら、また盛り返して来ました。ローカルのニュースに依れば、島の感染者はしばらくゼロだったのですけど、昨日6人判明したとか。まあ、市内を歩いていてもツーリストがかなり戻って来た感が、確かにあります。アメリカからのツーリストは入れませんが、国内の人の移動はサマー•シーズンということもあり、明らかに増えてます。カナダ政府の話だと、アメリカとの国境をオープンするのは大分先になるとか。確かに、アメリカの状況、酷いですからね。

 

そんなアメリカとカナダの新型コロナに関する意識の違いを示す一枚の写真が話題になっています。ナイアガラの滝で写された2隻の観光船。手前はほとんど人が乗っていないカナダ側の船があり、その奥にはギッシリと観光客を乗せたアメリカの船が見えます。これほど鮮烈に両国の違いを捉えた写真はないでしょうね。不謹慎ですけど、思わず笑ってしまいました。

 

www.cbc.ca

 

 

 

Today’s Music 115 | Mehliana

 

 

 

 

Channel #18

f:id:matsu2012:20200713045903j:plain

Sony A7 II + SMC Takumar 135mm 3.5

 

 

 

一応、この写真ブログとは別にプロモ用のサイトを持っていたのですけど、以前からのテーマであるピクトリアル系写真を中心に構成していました。今回、このコロナ騒動で時間が出来たので、ここ2、3年の作品を新たに加えるアップデート作業を少しずつ進めてきましたが、やっと何とか完成。スタイルが違う作品をミックスしているので、ちょっと試行錯誤したのですけど、出口のトーンは異なっていても、私という視点は同じなので、さほど違和感なく眺められるかと思います。もし時間がありましたら、ご覧くださいませ。ご意見など頂ければ幸いです。

 

www.hisaomatsui.com

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Island View Beach

f:id:matsu2012:20200708122535j:plain

Sony A7 II + Super Takumar 50mm 1.4

 

f:id:matsu2012:20200708122553j:plain

Sony A7 II + Super Takumar 50mm 1.4

 

f:id:matsu2012:20200708122607j:plain

Sony A7 II + Super Takumar 50mm 1.4

 

f:id:matsu2012:20200708122633j:plain

Sony A7 II + Super Takumar 50mm 1.4

 

f:id:matsu2012:20200708122653j:plain

Sony A7 II + Super Takumar 50mm 1.4

 

f:id:matsu2012:20200708122803j:plain

Sony A7 II + Super Takumar 50mm 1.4

 

f:id:matsu2012:20200708122819j:plain

Sony A7 II + Super Takumar 50mm 1.4

 

 

ちょっと不安定な天候が続いたヴィクトリアだったのですが、久しぶりの快晴に恵まれた日曜日。ちょっと足を伸ばしてIsland View Beachまで出かけてきました。丁度、海岸は干潮時で水際はかなり遠くにあり、広大なフラットな砂地が出現しています。トフィーノの海岸ほどのスケール感はありませんが、広々としたスペースがとても心地よかったですね。低い位置にあるパフィーな雲以外は青空が広がってます。海岸沿いをしばらく歩いた後、持ってきたバスタオルを敷き、漂白した流木を枕に気持ちよくうたた寝。気温は20度前後で湿度も低く、肌に照りつける太陽の光も暑過ぎず、正にパーフェクトな西海岸の夏と言えます。ふと時計を見ると1時間ほど寝てしまったようで、身体のオモテ面だけ焼けてしまいました。うつ伏せになって色味を合わせるべきか、悩みましたが、すでに海岸に着いてから3時間ほど経っているので、腰を上げることに。市内からハイウェイを車で飛ばして20分ほどで来れるこのビーチは人気があるのでそこそこ人はいるのですけど、広大なスペースのせいか、込み入ってるという感じは全くしません。みなさん、ソーシャル•ディスタンスをしっかりと距離を取って過ごしておりました。

 

 

 

 

 

Mamiya M645 #5

f:id:matsu2012:20200706071142j:plain

Mamiya M645 + Sekor C 80mm 2.8

 

f:id:matsu2012:20200706071200j:plain

Mamiya M645 + Sekor C 80mm 2.8

 

f:id:matsu2012:20200706071227j:plain

Mamiya M645 + Sekor C 80mm 2.8

 

f:id:matsu2012:20200706071318j:plain

Mamiya M645 + Sekor C 80mm 2.8

 

f:id:matsu2012:20200706071335j:plain

Mamiya M645 + Sekor C 80mm 2.8

 

例によってカルフォリニアからの中判フィルム定期便です。先日、彼と電話で話したのですけど、かなりマミヤの使い方に慣れて来たとか。何でも人物を撮る際に真上から覗き込むのが使いずらいとかで、オプションパーツのビュアーを日本へ注文したらしいです。これで普通のカメラのように自分の目線で画面を見れるようになります。なるほど、風景はともかく動きのある人物はその方が便利かも。それとエプソンのスキャナーの導入を考えてるとか。やはりスキャニングの外注費を考えると、品質に関しては定評があるので、今度のことを考えればその方が良いでしょうね。ホコリの問題も、エプソンからホコリを一発除去するソフトが出てるとかで、それは助かりますね。Photoshopでの修正作業は2、3箇所なら問題ないのですけど、数が増えると時間が掛かってしまいます。

 

それにしても彼が送ってくれる写真は一貫して色調が安定しています。Lightroomではイジってないとのことで、これがPortra 400の素の色調なのでしょう。この色調はデジタル補正で出せるのかと言うと、多分、Lightroomではプリセットがあると思うのですけど、まんま、この色調というのは難しいかも。マミヤのレンズ描写と中判フィルムの解像度も関係してきますしね。彼はこのPortra 400の色味が好きで基本はトリミング以外はデジタル上では弄りたくないとのこと。まあ、そういうポリシーであれば、色彩補正で悩む必要が無いし、何しろ作品が安定して一貫性が出てきます。とりあえず、彼が今、マミヤでテーマにしているカルフォルニア•ビーチのシリーズではうまくハマってますしね。

 

1枚、室内のスナップでボケのテストを送ってくれたのですが、レンズのボケ具合が本当に美しいですね。とても自然でいながらトロけるような滑らかなボケ。手前左手にピンが来てますけど、かなり薄いですね。解放2.8でこの薄さって、やはり中判フィルムのレンズの特徴なのでしょうか。ビシっと決まるパンフォーカスの風景描写と同一のレンズとは思えません。

 

 

 

 

Back Street Snap #2

f:id:matsu2012:20200701002000j:plain

Olympus OM-D E-M10 II + Voigtlander Nokton 25mm 0.95

 

f:id:matsu2012:20200701002018j:plain

Olympus OM-D E-M10 II + Voigtlander Nokton 25mm 0.95

 

f:id:matsu2012:20200701002034j:plain

Olympus OM-D E-M10 II + Voigtlander Nokton 25mm 0.95

 

f:id:matsu2012:20200701002050j:plain

Olympus OM-D E-M10 II + Voigtlander Nokton 25mm 0.95

 

バックストリートを歩いていると道路にはみ出した花壇の花は当たり前で、自分の家の前の電柱に勝手に絵を描いたり、電線にはスニーカーがぶら下がっていたり、かなりファンキーな雰囲気なのですよね。東側のモントリオールのシティの様子と比べると雰囲気に大きな差が感じられます。西海岸で発生したヒッピーカルチャーの名残りなのかもしれません。人々も話好きで、通行人が花壇の手入れをしている住民に向かって、花の種類や世話の仕方を聞いたり、延々と立ち話をしている光景がよく見られます。写真を撮る側としては、人の家の前で立ち止まって暫く庭を眺めていても、特に怪しまれることはないので助かります。