Macro-Nikkor 55mm 2.8
このレンズは、フィルムで写真を撮っていた頃に所有してました。もちろん、もう大分前に手放したのですけど、a7を手に入れた時にマクロレンズをどうしようかと思った時に、やはりこのレンズのことが頭に浮かびました。久しぶりに使った感想としては、やはり良く写るということですね。もう、ほんと、マクロでも引きでも解像感があり優等生的に写ります。ちょっと意地悪な言い方をすると、真面目すぎて面白くない、でしょうか。
例えばZeissのMakro-plannarあたりのレンズなら、しっかりと描写した上で、絵柄からある種の色気が漂ってくるはずです。使ったことがありませんけど、Frickrあたりでのサンプル写真を眺めているとそんな気がしますね。そのあたりがスペックには現れない所謂レンズのキャラクター。ニコンのマクロにはそれがありません。真面目すぎて..と言いましたが、見方を変えると、どうとでも味付けできるとも言えます。
今回の2枚は、比較的元データに近いところで現像処理してますけど、やり方によっては癖がない分だけ、自由に自分の味付けが出来るのでは..と思ってるのですけど、どうかなぁ。もちろん、補正のやり方次第ですね、それは。ちょっと模索して見ます。
Today’s Music 5
ご存知、ジャスギターのジョー•パスです。まあ、この人の言わずと知れたジャズギター界の巨人だったわけですけど、そのテクニック、歌心、ステージ上でのユーモア、本当に素晴らしい。序盤でメタル系ギタリストが良くやるタッピング奏法をおちょくって、観客の笑いを取ります。中盤では指弾きからピックに持ち変えるですけど、ズボンのポケットからピックを探す間、左手のトレモノでその時間を稼いでます。普通のギタリストはピックを右手の指に挟んだりして、時間のロスを避けるようにするのですけど、彼の場合は全然頓着してません。とてもリラックスして演奏してるんですよね。
