ひぐらしカメラ 2

カナダのビクトリアに居住。写真、音楽、釣り、映画。

Mamiya M645

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Mamiya M645 + Sekor C 80mm 2.8

 

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Mamiya M645 + Sekor C 80mm 2.8

 

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Mamiya M645 + Sekor C 80mm 2.8

 

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Mamiya M645 + Sekor C 80mm 2.8

 

 

サンフランシスコに住んでる息子が最近フィルムの中判カメラを手に入れたとかで、初めて撮ったロールのイメージから数点を送ってきてくれました。Mamiya M645というカメラで、その昔知り合いの広告カメラマンもよく物撮り撮影で使っていたモデル。

 

ただ私の中では中判カメラといえばハッセルブラッドというイメージが強く、中判のフィルムカメラだったらハッセルブラッドにすれば良かったのに..と彼と話したのですけど、何やらMamiyaへの思い入れがあった模様。中古市場でハッセルブラッドローライフレックスよりも安く手に入れやすかったということもあるでしょうね。eBayで日本の業者から手に入れたようで、カメラ、レンズともコンディションはとても良いとのこと。レンズは80mm。

 

1ロールで12カットだったかな?ほど撮れて、もちろんラボに現像に出したようですけど、一本12ドルでフィルム現像をしてスキャンしたデータも付いてくるとのこと。案外にリーズナブルですね。今回はそのデータをLightroomで開いてほぼノータッチらしく、イメージからは中判フィルムカメラの持つ特徴が良く伝わってきます。フィルムの種類が分からないのですし、こちらも中判フィルムカメラそのものの知識が乏しいので曖昧な印象でしか語れないのですけど、コントラストが低めな淡いトーン、シャープネスとボケの対比などデジタルには無い温もりや空気感を感じます。

 

私は以前「ヴィヴィアン•マイヤーを探して」という映画を観て、彼女が使っていたローライフレックスのモノクロ•プリントの質にとても感銘、後日、私が働くフレームショップに持ち込まれた彼女の銀塩プリントを目の前にして、その圧倒的な美しさに再び驚愕。その時にローライフレックスを使ってみたいという気になって暫く中古市場を探したのですよね。

 

ただ色々調べていく過程で、なかなか難しいことが分かってきました。まず古いカメラなので品質のバラツキがあり、ネットで購入するのはリスクがかなりあるということ。もちろん極上品の返品可能なものを購入すればリスクは減りますが、当然価格も跳ね上がってしまいます。そんなわけでローライフレックスは次の帰国時に日本で店頭購入するのが良いかも、とネット購入は諦めました。

 

私の中判フィルムカメラ熱はほとぼりが冷めた状態だったのですが、今回、彼のサンプル写真を眺めてみて、また何やらモゾモゾしてきた模様。なんせ時間は沢山あるので、再びeBayをウロウロしている危ない今日この頃なのでした。

 

 

 Finding Vivian Maier